【映画】セントラルインテリジェンスを見た感想(ネタバレあり) トラウマはこの方法で克服せよ!
セントラルインテルジェンスを観ました。
この映画のジャンルはアクションコメディではありますが、イジメについても触れた作品です。
いじめられっ子は大人になってもその傷が癒せないのか?
フィクションなので現実とは違うけど、こんな存在がいたらトラウマを克服できるのかもね。
あらすじ
物語はボブの高校時代のキツイ思い出と、カルヴィンの輝かしい思い出の対照的なシーンから始まります。
高校の全校生徒が集まる、カルヴィンの名誉をたたえた式典の最中に全裸で放り込まれてしまうロビー。(のちにボブと改名)
みんながボブを笑う中、カルヴィンだけは笑わなかった。
自分の羽織っていたジャケットをボブに手渡し「これで隠せよ」と優しい言葉をかけた。
そんな事件から20年経ち、勉強もスポーツもなんでもでき、学校1の美女と付き合っていたカルヴィンはしがないサラリーマンになっていた。
学校1美女の高校時代の彼女マギーとは結婚しているが、関係はギクシャクしている。
そんな日々を送るカルヴィンの元にFacebook友達申請がきたことで、人生が大きく一転する。
公開:2016年 アメリカ映画
ジャンル:アクションコメディ
上映時間:107分
監督:『なんちゃって家族』などのローソン・マーシャル
主演:『ワイルド・スピード』シリーズなどのドウェイン・ジョンソン
アメリカで有名なコメディアンであるケヴィン・ハート
エイミー・ライアン/ダニエル・ニコレット/ジェイソン・ベイトマン/アーロン・ポール/他
セントラルインテリジェンスを見た感想
ネタバレ要素を含みます。閲覧注意!
アクションコメディですが、個人的にはアクションやコメディより興味深かったのは、二人の友情物語です。
高校時代は輝いていたカルヴィン、だけど今は部下に出世を追い越されるダメリーマン。
高校時代はデブのいじめられっ子だったボブ、今はムキムキマッチョの凄腕CIA。
高校の同窓会が開かれることになってるが、やはり行きづらいのは今輝いていないカルヴィンの方だった。
私も何年か前に高校の同窓会に行きました。幸せだったり、誇れるものがある人は行けるんだと思います。
デブないじめられっ子からCIAになったボブは同窓会に行く気満々だったのですが、高校時代のいじめられっ子に会った事で意気消沈。
こんなに強くなっても、過去のトラウマを消し去るのは難しいものですよね。
ボブは高校時代にシャワーを浴びてるとこをいじめっ子に拉致られ、みんなの前で裸で登場するという黒歴史持ち。
ゆえにセックスする時も裸が見せられず、真っ暗でするというトラウマ持ちです。
彼にとって人前で裸になるというのは辛い過去を思い出してしまうことなのですが、最後はカルヴィンの助けもあり克服。
同窓会の席で、高校時代のいじめの時とは違った形で全裸を披露する。
トラウマを克服するのは、他の出来事では払拭できないものなのかな〜と思います。
裸のトラウマは裸で。
恋人に最低な扱いを受けたのなら、その恋人に復讐か?
私の友達も恋人に最悪な扱いを受けた子がいます。
処女を捧げた相手にポイ捨てされました。
とても悔しく、辛かったそうです。
初めてって大事なもので、女子が処女を捧げるのは一大決心。(人にもよるけど)
この時、その男性に復讐をしてやろうという気持ちはなかったようですが、復讐する機会が現れたのです。
ポイ捨てされた数年後、男性とまた会うキッカケがありました。
その友達は高校の時より痩せて綺麗になってました。
高校時代から可愛かったけど、その頃は野暮ったさが抜け切らなかった。
大学生になった友達はメイクも覚え、洗練された大人の女性になってました。
そんな友達を見たポイ捨て男が、自分のした行為も忘れて食事に誘ってきたのです。
何度か食事に行き、思わせぶりな態度をとり、告白させて振ったそうです。
彼女はポイ捨てされたトラウマが消え去ったそう。
まあ、彼女の場合リベンジしなくても相当モテてたので、『しょうもない男だった』と割り切れてたかもしれませんけどね。
私も好きだった相手に自分から別れを告げた時は苦しく、自分に魅力がなかったからだと落ち込んだ事もありました。
ですが、その恋人が未だに幸せになれず空回りしてる姿を見た時に『可哀想な人だな』と同情しましたよね〜上から目線で。
つるみの法則という言葉をご存知ですか?
同じ幸福度合いな人とは自然と付き合っていける。
自分がそこから落ちた時、または上がった時は今付き合ってる人と一緒にいるのが苦痛になるというもの。
出会いあれば別れあり。今、幸せという事は引きずる必要はないんだとポジティブに考えるのも大事ですね。
映画の話に戻りますが、アクション要素はまあまあってとこです。
銃撃戦はあるけど、派手なアクションを望むなら見応えは薄いです。
コメディ要素は失笑って感じですかね。
下ネタがらみであまり笑えない。
私が女性だからではなく「その下ネタいる?」ってほどしょーもない。
コメディタッチではあります。決してシリアスな映画ではないので、軽く観れます。
少々残念なのは、タイトルにCIAと入ってることでボブの奇妙奇天烈な行動はCIAだからだなと気づかせてしまうのが惜しいです。
ボブがCIAだという事実を結構引っ張るので、タイトルにCIAという言葉を入れないで欲しかった。
そのほうが『なんでこんなことするの?』と謎解き感覚で見れたかもれない。
まあ、ジャンルがミステリーじゃないのでこれでいいのかもしれません。
最後にはNGシーン特集アリのおまけ付き。
内容も簡単なのでサクッと観れます。
ロック様の肉体美も拝めます。
私はあそこまでマッチョじゃない方がいいですけどね。
気になった方はアマゾンビデオで観れますよ!