【京都出身者が解説】京都人は性格が悪い？腹黒で有名な京都人の裏表と深層心理を見抜く方法
『京都人は腹黒い』『京都人は陰湿』『京都人は裏表が激しい』
というのは有名です。
京都人のコミュニケーションは独特で、理解しがたい府民性と言えるでしょう。
そこで京都人の私が『京都人の特性』『裏表言動』と、その対処法をお教えします。
京都人の特性
京都人はとにかくプライドが高い。
他者を見下す性質を持っています。
大阪弁と京都弁を一緒にされたくない
京都、大阪、神戸の言葉を一般的に関西弁と言いますが、京都人はこの言葉が大っ嫌い。
神戸はオシャレでハイソな街なので、他府県を見下す京都人でも神戸をけなすことは少ない。
同じ三都でも京都は大阪と一緒にされるのをとても嫌がる。
大阪＝下品、ガチャガチャしてる
という認識が強いからです。
京都弁は「〜はった」「〜ねんかぁ」「〜よし」のような柔らかい言葉に対し、大阪弁は「〜やで」「〜がな」「わが」などの濁音が多くガサツなイメージ。
上品で気高くいる事がプライドの京都人は、自虐ネタで笑いを取る大阪人と一緒にされたくない。
京都人にとって関西弁と京都弁は違うのです。
京都が一番、東京より上だと思ってる
京都は決して大都会ではない。
だが、東京より勝ってると思ってる。
「東京は人混みでホンマ疲れるわぁ〜、あんなゴミゴミしたとこでは住まれへんわぁ〜」
と京都人は言う。東京は人が住む所ではないと思ってる。
京都は市内からも山や川が望め、世界遺産も多い。
街並みも景観を損なわないように気遣っている観光都市だ。
京都人からすると、夏暑くて冬寒いのはマイナスではない。
寒暖の差があるからこそ、四季がハッキリして綺麗な桜や紅葉を楽しめると思ってるのである。
滋賀県民を徹底的に見下す
滋賀県ナンバーの車を見ると京都人は「うわ〜、ゲジナンや〜」と言う。
『ゲジゲジしたナンバー』の略語である。
滋賀県の『滋』の字がゲジゲジしてるから名付けられたのであろう。
大阪人と一緒にされるのも嫌だが、滋賀県民はその土俵にも上がれない。
嫌いとか好きとかではない。完全に下だと思ってる。
だが、海の遠い京都人（市内）は夏に琵琶湖で湖水浴をする。
琵琶湖から水を供給されてるのも知ってるが『それはそれ、これはこれ』なのである。
滋賀県は見下すけど、琵琶湖には愛着がある。
山科区は京都じゃない！京都市内でも見下す
大阪、滋賀、東京を見下すどころか京都人は京都市まで見下す。
京都と滋賀県の県境に位置する『山科区』は数年前まで『山科市』だった。
『山科区』と聞くと、「あ〜滋賀県の方？」と嫌味を言う。
山科区どころか碁盤の目から外れた『洛外』と呼ばれる地域、『右京区』『西京区』『南区』『左京区』『伏見区』の出身も京都人とは認めてもらえない。
ちなみに私は下京区。『洛中』出身者は正真正銘の京都人である。
追記
コメントをいただき知りました。
山科市なんて存在しなかった〜！！
親が山科市と言ってたのでそう思ってたのですが、それも嫌味の一つだったのか？
表ではニコニコしてて柔らかい雰囲気、でも裏では悪口を言うのが京都人。
京都人の裏表言動あるある
詳しくその言動を見ていきましょう。
早く帰って欲しい時はお茶を出す
これはご存知の方も多いのでは？
家に遊びに行っても、ましてやご飯屋さんでもこの行為は繰り広げられる。
「お茶ください」と言ってないのにお茶が出てきたり、ぶぶ漬けが出てきたら
「早よ！帰れ！！何を真に受けてゆっくりしとんねん」
と京都人は腹の底で思ってる。
普通は出されたものを残す方が失礼だが、京都でこういう場面に遭遇した際は残してさっさと退散せよ。
褒められたら要注意
「ほんま〇〇ちゃんピアノ上手くならはったなぁ〜」
これを聞いたらどう思いますか？
褒められてる、娘のピアノは上達してるんだと思ったら大間違い。
真相は
「ピアノの音がうっさいんじゃボケ！」
である。
電子ピアノならヘッドフォンを。
アップライトやグランドピアノなら弾く時間を朝夜共に１時間ずらそう。
気を使うふりに本音がぎょうさん隠されてる
「色々と大変やろ、うちに気使わんでいいしな」
これは「もっと気使えや！」
会う約束をしてる時に
「もし他にも予定入ってるんやったら、うちはいいし他を優先させてな」
これは「会うのめんどくさいわぁ〜、他の予定入れてくれへんかなぁ」
気を使ってるのではない。自分を一番に気遣って欲しいと思ってる。
京都人の対処法
怖いですね、京都人。
言ってる事と、やってる事が真逆の人種とどう付き合っていけばいいの？
対処法をお教えします。
知らぬが仏
言われた通りに受け止め、気にしない！
お茶を出されようが、飲んでる間はニコニコしてくれます。
帰った後にボロカス言われるだけ。それを知らなければ何も気にならない。
深く付き合うと心を病むので、表面的なおつきあいがベター。
肌で感じる
お茶を出された時に、どんな表情をしてるかを見る。
笑顔なのは笑顔です。目がちゃんと笑ってるか確認。
お茶を出した後、すぐどこかへ引っ込んでしまうようなら『早よ、帰れ』
一緒に話をするようなら『おもてなし』
言葉や態度ではなく、表情や雰囲気で感じ取るのです。
ブルース・リーも言ってました。
『Don't think,feel』
京都人と接するときは言葉の意味を考えちゃダメ。
感じるのです！
京都は実は住みにくい
京都人である私は今、東海地方に住んでます。
京都を出て思った事は、京都ってホント住みにくい。
車は渋滞するわ、自転車多いわ、観光客多いわ、物価高いわ、変質者には遭遇するわ。。。
住むにはあまり良い所ではない。
『東京はゴミゴミしてる』と言う京都人ですが、私が嫁ぐ前より観光客が確実に増えてます。京都駅の人混みの多さに窒息するかと思いました。以前はあんなに混んでなかったのに。
実家の近所にも民泊ができ、観光地じゃない場所でも観光客がウロウロしてる。実家帰るとちょっとした外国気分ですよ。
子供の医療費も３歳から発生します。
幼稚園に入ったらいろんな菌をもらってくるのに、そこから医療費発生とは世知辛い。
京都は観光産業が潤ってるだけで、他パッとしないですしね。
子育てするなら名古屋の方が住みやすい。
名古屋の住みやすさを書いたブログはこちら！
ただ、あの京都の街並みはやっぱり好きです。
京阪電車乗るだけなのに、前を見ると東山がそびえ立ち、横を見るとせせらぎを奏でながら鴨川が流れてる。
自然が一体となった街並みはいいものです。
高い建物もなく圧迫感もない。
まとめ
京都人の裏表について散々書きましたが、みんながみんなそうではない。
『腹黒い』『裏表がある』『陰湿』と思われがちだけど人にもよる。
若い人は結構、ストレートです。
何県民であっても人を気遣う事で本音を話さないことってありますよね。京都人はほんのちょっと『過ぎる』だけです。
京都人の言動は考えるのではなく、肌で感じるのが大事。
メールやLINEなどの肌で感じることのできないコミュニケーション方法では、真意を掴めないでしょう。
京都で育った子は自分自身、裏表がなくても人に対して深読みする傾向があります。育った環境がこんなんだったので、人に対して深読みする癖がついてるんです。
京都人は本音をぶつけて衝突するのを恐れるこわがりさん。
人の気持ちを深読みし過ぎることで空回ってしまう滑稽な人種。
どうぞ、怖がらず可愛がってやってください。
おまけの話
この記事を書くにあたって、いとこに取材しました。
「京都人の腹黒言動って何かある？」
「え、難しい。なんやろう」
「例えば、帰って欲しい時にお茶出すとか」
「それが普通やったりするし、改めて言われるとわからんわぁ〜」
との返答が。
そうなんです、京都人からすると腹黒いとか意味わからんのです！
そういうものだと思い、育ってるので陰湿だとか、性格悪いとか言われることが不思議でたまらない。
お茶を出されたら帰らなあかんのが普通じゃないと気づいたのは、大阪の友達と京都のカウンターだけのご飯屋さんに行った時。
お茶を出されてるのに、友達が全く気付かずお茶のおかわりをしました。
早よ帰れオーラを出す店員さんと、 酔っ払って冗舌に話す大阪人の友達の板挟みになり生きた心地がしなかった。
同じ関西なのに。少し行ったらそこは大阪、滋賀なのに。こんなにも文化が違うのです。
私ですか？
大阪人の友達も多いし、滋賀県民の男性と付き合ってたこともありますよ。
そんなしょうもないプライドクソ食らえ！！
