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甘えの壺を満タンにして自立できる子供に!

子供 自立  

私は小学校3年生と年中さんの娘を持つ母親です。

以前、ブログにも書いたのですが娘たちを気立ての良いお嬢さんに育てたいと思ってます。

気立ての良いお嬢さんに育てるために力を入れてるのは、勉強よりも心の豊かさです。

自立した、心が豊かな大人になってほしいと思ってますが、どんな育て方をしたら良いのでしょう?

子育てに関する興味深いコラムを次女の園長先生に紹介していただいたのでご紹介します。

  

子供の心の甘える壺

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著者は小児科医の多賀千之さん

 

子供が基本的な信頼関係を得るためには、何が大切で何を守らなくてはならないのかを解説した書です。

 

人間関係の出発点は家庭にあるのですが、スマホやテレビ、DVDなと様々な社会現象の要因で家族の関係性は希薄化してると言われてます。

  

多賀さんは「甘える壺」という言葉をつかって子供の心の成長を説明してます。

 

子供は親に「甘える」「甘えさせてもらう」という営みをひたすら繰り返し成長し、その積み重ねから「甘えてもいい」「信じてもいい」という体感から信頼関係が構築されていくそうなんです。

 

この甘えの壺の中が満たされた経験があると思春期や成人期に挫折を味わったり、嫌なことがあった時にでも立ち直れるそうです。

 

幼少期に十分に甘えさせてあげるという事は「信頼感」「自己肯定感(自身)」に繋がり、自立にも繋がるようです。

 

 

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甘えの壺をどうやって満たす?

多賀先生は甘えの壺を満タンにしてあげることが大事とおっしゃってますが、実際どのような方法で満たせばいいんでしょう。

 

甘えの壺を満たすには、子供に甘えさせてあげるのが大事なのですが、ここで間違ってはいけないのが「甘やかし」

「甘やかし」は、大人都合で子供の気持ちをお金や物で埋めることです。

 

「甘えさせると甘ったれた子供になる!」といいますが、そんなことはないそうなんです。

甘ったれた子にしないためには「甘えさせる」「甘やかす」をしっかり区別しなくてはいけないのです。

 

具体的に甘えさせるってどういう事をしたらいいんでしょう?

 

 人間は愛情を時間で感じる

多賀先生曰く、人間は時間で愛情を感じるそうです。

自分の時間を相手に与えることが大事。

 

恋人同士を思い出してみてください。

急用でデートの待ち合わせ時間に間に合わず30分遅れで約束の場所に到着したとします。

現代では携帯やスマホがありますから、簡単に連絡できますが、何かの事情で連絡をできなかったとしましょう。

待合場所の入口の扉をドキドキしながら開けると、彼氏(彼女)が待っていました。

その時あなたはどう思いますか?

きっとその人から愛情や思いやりを感じるでしょう。

それは相手が自分のために「待つ」という時間を提供してくれたからです。

 

 

お!先生、粋なこと言うやん!

 

時間をかけるって、親子、夫婦、恋人、女友達、男友達、いずれの関係においても愛情がないとできないことですよね。

 

時間を作る工夫

子供のために時間を作る工夫は1対1がいいそうです。

とくに母親と1対1の関係を作るのが甘えの壺を満たすのに効果的。

 

働いてるお母さんにとって時間を作るのは難しいと思ってませんか?

時間を作らなきゃと思うと難しく感じますが、毎日じゃなくても場面を作ってあげるだけでもいいそうですよ。

 

例えば、お風呂に入る時に一人づつ入れたり、たまに旦那さんや人に預けて2人っきりの時間を作ったり、それでも日々の生活で時間を作るのが難しければ、「誕生日だけ」などの特別な日を1日作るだけでもいいそうです。

 

たくさんの時間を費やす必要はないようです。

少しでもいいので、場面を作る努力が大事なんです。

なぜ、1対1なのか?

兄弟、姉妹だとどうしても上の子は遠慮してしまいますよね。

あとは、恋人同士でもそうなのですが、人がいるところで甘えるというのは、なかなかできない人も多いと思います。

そういった上で、誰の目もはばからない2人っきりの環境を作ることで心から甘えることができるそうです。

 

幼少期にたくさん甘えさせてあげることで自立にも繋がり、親との信頼も築けるようです。

 

 

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我が家の1対1

このコラムを読む前から我が家では2人の娘との1対1を実践してました。

実践というか、4つ年が離れてるので勝手に1対1になる場面が多いのです。

 

この間、小学校の卒業式の代休で長女だけ休みだったので、『2人でデート』と称して次女が帰って来るまでお出かけしました。

 

「今日はお母さんとデートだからね!」と、言うと「デート?」と嬉しそうでした。

デートと言ったのにも関わらず、毛玉だらけのトレーナーで現れたのにはガッカリしましたが、いつもは後部座席に乗る長女を助手席に乗せてショッピンモールへ向かいました。

 

「寒くない?」と、気使ったりして、彼氏ってこんな気持ちなのかな〜という妄想を繰り広げながらの長女とのデートはとても楽しかったです。

心なしか色んな事を話してくれた気がします。

いつもは目を合わせて話しますが、2人だけの目を合わせない状態の車の中での会話は素直に話せるそうですよ!

 

話を聞いてくれない旦那さんや奥さんと話したいときは、ドライブすると会話が盛り上がるかも!?

 

男の子を持つママのちっちゃい彼氏話を聞いて、「いいな〜、ちっちゃい彼氏欲しい〜!」と、言ってましたが、ちっちゃい彼女もなかなか楽しませてくれました^ ^

 

 

次女は園バスの送り迎えなどで2人だけの時間はそこで作れてます。

まだ、あまり会話にならず何言ってるか意味不明ですけどね…

 

子供との時間

やっぱり、会話は大切だと思います。

以前、ブログにも書きましたが我が家は夕食時に園や学校であった出来事を話し合うようにしてます。

あった出来事を話し合うことで思春期になっても、話す事が普通の環境を作りたいと思うからです。

 

夕食時にも会話は弾むのですが、1番本音を聞ける時間を最近、私は気付きました。

 

それは、就寝時です。

次女のネントレが成功して、寝かしつけをほとんどしなくなりましたが、「一緒に寝て欲しい」と言われたときは寝かしつけします。

寝る時に「少しだけ話そうか」というと、2人ともすごい勢いで話します。

 

あと寝るだけの癒しを感じるときが、1番本音が聞けるのかもしれません。

恐るべし!ピロートーク!!

 

そして、やっぱり寝かしつけをすると寝落ちする母なのです。。。

 

 

 何が正解なのかわからない子育て

一見、パーフェクトに見える子でも心に大きな悩みを抱えてる場合もあります。

電通女子社員の過労自殺

私もこの事件はニュースや、ブログを通して見ました。

中には、女子社員やその家族の事を批判的に書いてあるものもありました。

 

印象に残ったのは、まつりさんが誰にも相談できる相手がいなかったという事。

まつりさんは母親に「せっかく入った会社なんだから頑張りなさい!」と辞めるのを止められ、こんな最悪な結果になってしまったそうです。

 

ブログやメディア情報なので真相はわかりませんが、どんなに辛くても支えてくれる人がいると頑張れる。

でも、本当に辛くてどうしようもない時は「無理しなくていいんだよ。好きなようにしなさい、どんな事をしてもあなたは大切な存在だよ」

と、いくつになっても安心感を与え甘えさせてあげるのも大事だと思いました。

 

嫌な事があっても最後まで諦めず頑張る気持ちは大切ですが、子供が戻れる場所をつくってあげるのは親の役割だと思います。

 

幼少期にたくさん甘えさせてあげて甘えの壺を満タンにすることは、親と子供との絆を深める上でも大事なことだと思います。

 

大きくなってみないと何が正解だったのか、間違いだったのかわからない子育てですが、私は娘たちにとってなんでも話せる安心感を与えられる存在になりたいです。