【ハンドメイズ・テイル 侍女の物語】シーズン3第9,10話を見たネタバレ感想 餌が良ければ誰でも食いつく
迷走中のジューンでしたが、やっと自分のやるべきことを見つけたようです。
だけど、この任務を遂行するには仲間が必要。
リスクがあっても、そのリスクを犯すだけの価値あったらやっちゃいますよね!
【ハンドメイズ・テイル 侍女の物語】シーズン3第8話の感想 >>
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あらすじ
第9話 決意
オブマシューは生きていた。
脳死状態だが赤ちゃんを育てる器として生かされている。
パートナーということで付き添うことになり、ジューンは病室から出られなくなった。
脳死状態のオブマシューと一緒のジューンは精神が崩壊し始め自暴自棄になる。
第10話 立会人
正気を取り戻したジューンは、ある計画に向けて準備に取りかかる。
一方、ワシントンから視察に訪れたウィンズロー最高司令官やフレッドの策略で、ローレンス夫妻が追い込まれることに。
ハンドメイズ・テイル 侍女の物語シーズン3第9、10話を見たネタバレ感想
ジューン復活!
ジューンがイジメをしていたのは、精神的におかしかったからなんですね。
第9話でセリーナに危害を加えようとしたのは、死刑になるための自殺願望からだと医者に言われてました。
人を傷つけるのも自分を傷つけるのも、どちらも自暴自棄になってる行動。
過食症も拒食症も正反対の行為だけど、その症状に陥るのは同じ精神状況からきてると聞いた事があります。
どちらにしても、やり過ぎ行動というのは精神的に異常だからしてしまうって事なんですね。
医者のおかげで、ジューンは今やるべき事を見つけました。
それは、ギレアドの子供達を逃すこと。
この計画してるって事がバレただけで死刑。
自殺行為なんだけど、命をかける意味がある。
要人を殺しても、ただそれだけで終わっちゃうもんね。
セリーナを傷つけたジューンだけど、セリーナが誰にも言わなかったのはジューンに情けがあるからなのかな。
協力者に選んだ権力者
自分の使命は子供達を逃すこと!と生きがいを見つけたジューン。
だけど、1人では出来ない。
協力者を探したいけど、みんな良い返事をしてくれない。
危険を伴うし、オブマシューの殺人行動でジューンへの監視が強まってます。
周りが非協力的なので、自力でギレアドの子供達の情報を集めることに。
そこで、良い仕事してくれたのがエレノアでした。
ジューンが病院で監禁されてる間に、精神病がかなり進んじゃったようです。
ギレアドでは精神科医がいないのか、精神が崩壊するようなストレスがかからない国ということにしたいのか、精神病の薬も闇市で手に入れてるよう。
マーサがスコーンをサインに、薬の有無を把握してました。
元々、エレノアはギレアド制度に猛反対だけど、精神崩壊してるから自分の立場を考えることもありません。
ジューンに「子供達のリストどこにあるか知ってる?」と聞かれ「地下にあるわよ」と易々、協力しちゃう。
ジューンがエレノアの精神状況を利用して、ジョセフの事も協力者として使えるよう、話を持っていくあたりも上手いと思いました。
子供たちを逃すだけのために協力はしないだろうけど、エレノアのためなら責任感も感じてるため協力する可能性は高いでしょう。
だけど、やっぱりリスクが高すぎるようでジョセフは亡命手配に乗り気になれない様子でした。
さらなる出来事がジョセフをその気にさせる
ジューンたちが買い物してる最中に、急にサイレンがなりました。
何事や?と思ったら、ワシントンのウィンズロー最高司令官がギレアド視察に来た。
フレッドがギレアドをワシントンのよう、規約を強化する目論見で呼んだようだ。
侍女たちを集めた時に、ジューンに話しかけたフレッド。
「ワシントンに移動させる事もできるよ」と、自分の出世を知らせたかったのか?権力を誇示したかったのか?どちらにしてもジューンにまだ気があるようです。
ウィンズロー司令官もジューンがジョセフの侍女という事で話しかけた。
「ローレンス司令官はどうかね」と問われ「侍女にも紳士的です」と言ったジューン。
フレッドはジョセフを褒めた事を妬んだのが、最低な試練をジューンやローレンス夫妻に投じた。
セリーナも「あれをやってしまうのね」と、生唾ゴクリな様子だった。
アレとは儀式の立会人
エグーーーイ!
と、思ったけどさすがに儀式中は監視してないのね。
ジョセフはやったフリでかめへん、かめへん!と言ったけど、ドクターがちゃんと儀式を行ったかチェックするという。
エレノアは旦那が他の女を抱く姿を見たくないと発狂。
ジューンは冷静だった。
「やりましょう。しないとあなた達だけでなく、マーサたちも残虐に殺される」と説得した。
この時のジューンは閃いたんだと思うよー。
こんな苦痛を受け入れてでも、子供たちを逃す事を優先させたかったのでしょう。
儀式終了後、落ち気味のジョセフに話しかけた。
「儀式は今後も続く。エレノアと2人で亡命しなさいよ」
「ギレアドを作った主犯格だから、亡命したら死刑になる。私は行けない」
「手土産を持っていけばいいじゃない。子供達という」
「・・・」
「10人乗れる車なら用意できる」
と、亡命に協力させる事に成功!
やっぱり権力者の助けが必要ですよねー。
協力者は多い方がいい。
侍女たちにも「あなたの子供はここにいるわ。逃してあげましょう」と具体的な餌をチラつかせる。
母親は自分の子供の事となると弱いもの。
リスクは承知だが、子供のために協力するマーサや侍女が増えた。
物事にはメリット、デメリットが必ずありますよね。
だけど、メリットの方が大きいと、リスクを買ってでも実行したくなるのが人間心理。
ジューンは各自の『大切な人』を餌に、協力者を得ることができました。
そして、したい事のためには、儀式まで受け入れた。
強くて、自分の意思をしっかり持ったジューンに戻りましたね。
ジャニーンには優しい嘘をついたシーンも良かったです。
大物司令官、ジョセフを見方につけたけど、フレッドを敵に回したんじゃないかな。
「(ジョセフ司令官は)あなたより何倍もいい」とジューンに言われ、チーンとなってしまったフレッド。
まだジューンに気持ちがあるようです。
可愛さ余って憎さ百倍。ジューンのやる事、いちいち邪魔して来そうです。
セリーナはニコールのことで痺れを切らしてます
マーク・トゥエロの連絡先をフレッドに渡したけど、この先どんな展開になるのでしょうか。
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