将来どんな子になる?我が子の自制心がわかっちゃう!4歳児にぜひ試してみたいマシュマロ実験とは
マシュマロ実験ってご存知ですか?
我が子の自制心がわかる実験です。
マシュマロ、もしくはお菓子があれば簡単にできる実験なのでぜひ試してみてください!
マシュマロ実験のやり方、自制心がなぜ必要なのか?
自制心とは
人間には喜怒哀楽の感情があり、時には波のように荒れることもあります。
それをちゃんとコントロールできる力こそが自制心です。
例えば強い怒りを感じた時にも、怒鳴ったりわめき散らしたり暴力を振るったりと、感情のままに行動するのではなく、冷静に対処できるような人を自制心が強い人と言えるでしょう。
感情に流されずしっかりと自分を律して欲望や感情を制御できる精神力のことを、自制心というのです。
これは生まれながらに持っているものではなく、育っていく過程の中で学び、身につけることも出来ます。
マシュマロ実験とは?
スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルが子供の自制心を調べたテストです。通称マシュマロ実験やマシュマロテストと言われてます。
マシュマロ実験の方法
4歳児の目の前にマシュマロを一つおきます。
そして
『15分我慢できたら、もう一つあげるね。我慢できなくなったらベルを鳴らして食べていいよ』
と言って部屋に子供を一人にします。
すると、すぐ食べてしまう子や、必死に我慢する子、他のことをして気を紛らわす子、それぞれの行動をとります。
ウォルター・ミシェルの娘も実験に参加した一人だったのですが、娘の成長につれミシェルは実験結果と児童の成長後の社会的な成功度の間に、当初予期していなかった興味深い相関性があることに気がついたそうです。
マシュマロ実験で我慢できた子の将来
目の前にある美味しそうなマシュマロを食べずに我慢できた子どもと、我慢できずに食べてしまった子とではこんなに差が!!
マシュマロ実験をした子供たちの12年後(16歳の状態)
ウォルター・ミシェルはこの実験に参加した600人を調べました。
1分以上我慢できなかった子
家庭でも、学校でも問題を抱える率が高かったそうです。
教室や家庭内でも感情を抑えることが難しく、問題行動が多いそうです。
15分間我慢できた子
30秒しか待てなかった子より2400点満点のSAT(大学進学適性試験)の点数が210点高かったそうです。
マシュマロ実験をした子供たちの40年後(44歳の状態)
さらにウォルター・ミシェルは参加した子供たち、60名の40年後も調べています。
抑制力や注意力を調べる『GO/NO GO課題』を実施しました。
『GO/NO GO課題』でも4歳の時にマシュマロを我慢できた人達の方がNO GOでちゃんとストップできたそうです。
被験者のうち24名で行った脳スキャンでは、成績の悪かった人は我慢に関係する右前頭回の活動が低く、短期的な快楽にかかわる腹側線条体の活動が高かったそうです。
マシュマロ実験は、お菓子を目の前にして我慢できるか、できないかの簡単なテストで我が子の将来がわかるテストなんです!
4歳になる次女のマシュマロ実験
次女にマシュマロ実験をしたのは3歳10ヶ月です。
ちょうど家にマシュマロがあったので実験してみました。
次女が前日に熱が出て幼稚園を早退したんです。翌日は熱も下がり元気だったのですが、また熱が上がったら困ると思い、休ませた日に実験しました。
平日ですが、長女は学校に行っていたのでマシュマロ実験をするには絶好のチャンス日でした。
朝ごはんを食べ、少しして次女が『お腹すいた〜』と言ったのでマシュマロ実験スタート!朝食後2時間くらいたってたと思います。
次女に言った言葉
私 『マシュマロたべる?』
次女『うん!』
私 『時計の長い針がここまできたら食べてもいいよ。(15分後のところ)長い針が来るまで我慢できたら、もう一つマシュマロあげるね。』『我慢できなかったら、食べてもいいからね。食べる前に、このカスタネット鳴らしてから食べてね。』
と、言いダイニングから出て家の掃除を始めました。
次女のマシュマロ実験結果
なんと、15分間我慢できたんです!!
でも部屋にじっとしてたわけではなく、私がいるところに来たりもしてました。。。
これって実験は成功なんでしょうか?と、少し疑問になります。
あと、朝食後2時間くらい経ってたけど朝食をいつも以上に食べてました。
単にあまりお腹が空いてなくて我慢できただけでは???
いやいや、娘を信じましょう!!我慢できたんです。
まとめ
子供に我慢する場面では我慢してもらいたいと思います。
でも、我慢ばかりして心がパンクしてしまうのは困るりますよね。
このさじ加減は難しいものです。
家でどんなに躾を頑張っても、あまり素行の良くないお友達と仲良くなったらつられてしまうのはあることだと思います。
そこで要となってくるのが『自制心』
いいお友達ができるよう、善悪をしっかりわかる子に育て、自制心が養われていれば大きな人間トラブルは起きないでしょう。
子供のお友達関係が気になるからと、名門私立に行っても、学区の公立に行っても、素行の悪いお子さんは必ずいます。
大人になって就職すると付き合いなどもあり、余計に人間関係を自分のしたいように断ち切るのは難しくなります。
自制心がないと、悪いことだと思っていてもそのままズルズルと流されやすいのです。
自制心を持つことは、甘い誘惑から打ち勝って自分をコントロールすること。
辛くても努力を惜しまない人は苦境の中でも頑張っていける人です。
マシュマロ実験はマシュマロじゃなく他のお菓子でも大丈夫です。
手軽にできる我が子の将来がわかるテスト、やってみると面白いかもしれませんね。
もし我慢できなかったとしても、まだ4歳!
親の頑張り次第で自制心は鍛えられます。