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モンテッソーリ教育の園ってどんな感じ?モンテッソーリ園の経験談

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育という教育方法をご存じですか?

天才棋士藤井聡太4段が幼い頃にモンテッソーリ教育を受けてたいうことが最近話題になったのでこの言葉を知ってる方も多いと思います。

 

実は、我が家の長女は今話題のモンテッソーリ教育の園を卒園し、次女は現在通ってます。

そこで今回はモンテッソーリ教育についてや、園での取り組み、モンテッソーリ教育で得られる成果などを実体験を元にご紹介したいと思います。

 

モンテッソーリ教育とは?

子供たちが自発的な活動を好きなだけ取り組むことを尊重する教育方法。

あくまでも大人の役割は『教育する人』なのではなく、子供の自発的な行動を『援助する人』と、いうサポート的な役割です。

子供の発達状況に見合う支援をし、子供の自立的な成長を目的とした教育方法です。

 

モンテッソーリ教育の5分野

  1. 日常生活の練習
  2. 感覚の教育
  3. 言語の教育
  4. 算数教育
  5. 文化教育

の5分野があり、年齢や段階に応じて取り組んでます。

 

 

 

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モンテッソーリ教育の幼稚園に子供が通ってて思ったこと

我が家には2人娘がいます。

長女は卒園し、今は小学生。

次女は在園中で年中さんです。

 

娘たちが通ってて『ほ〜!』っと思ったことをご紹介します。

 

感覚の教育に力を入れてる

モンテッソーリの5分野である感覚の教育。

 

園では想像画より、観察画をよく描きます。

観察画のモデルはフルーツだったり、お菓子だったり、野菜だったり、お花だったり。

 

普通なら真ん中にモデルを置いて「さ〜、描いて!」と、なるのでしょうけど、モンテッソーリ園では違います。

 

  • 観察
  • 匂いを嗅ぐ
  • 食べ物なら人数分用意されていて少し食べて描く
  • 触る
  • その後、みんなで特徴を話し合い描く

 

ただ見るだけではなく、五感で感じた後に絵を描くのです。

先生が誘導はしますが、見て、触れて、味わった感想をみんなで話し合うことで、自分では気づかなかった事も気づかせてくれます。

 

 

母の日や父の日の絵は、お父さんのヒゲが絶対、描かれてます。

ヒゲ剃ってもポツポツしてる様子まで表現するんです。

眉毛も一本線ではなく、眉毛1本1本、縦に描きます。

 

こういった取り組みで、観察力がつくのではないでしょうか。

 

子供の意思を尊重

園の1日は歌の時間や、制作の時間など団体でするものもありますが、朝の登園後は自分の好きな遊びができます。

 

園庭で遊んだり、教室で遊んだり、少し難しい制作コーナーの教室もあって、そこにはこの教室だけの担当の先生もいます。

 

制作コーナーでは椅子を作ったり、バッグを作ったりと結構、高度なものを作ることができます。

ノコギリを使ったり、釘を打ったり、針を使ったりを園で教えてくれます。

 

ですが、この制作コーナーはあくまでも自主参加なので、興味がない子は一度も行ったことがないかもしれません。

 

長女はほとんど参加してませんでした。

次女は今のところ、参加してるようです。

 

意見を出し合う

お芋掘りなどの行事もあるのですが、その年によって豊作だったり、不作だったりします。

みんなで耕した芋なので、先生がそれなりに均等になるように持って帰らせてるのかと思ったら、この分ける作業を子供たちが話し合って決めるようです。

 

芋の形って大きいのもあれば、小さいのもありますよね。

 

先生   「形バラバラだけど、どう分けよう?」

 

子供たち 「じゃんけんがいいんじゃない?」

     「小さい芋は2つで、大きい芋だったら1つは?」

 

など、子供たちが意見を出し合うようにしてるそうです。

いろんな意見が出て、これが1番良いのではないか!という答えをみんなで決めるそうです。

 

この子供たちの意見には大人も気づかされる事も多いそうですよ。

 

 

成長段階を大切にする

長女が初めて園に入園した時に、慣らし保育は長いし、お弁当の日は多いし、教室に入りたくない子は園庭にいるし、なんかこの園って甘々で自由だな。と、思ってました。

 

でも学期を追うごとに、学年を追うごとに、すごく子供たちが成長するんです。

 

無理強いしても、逆効果なことってありますよね。

教室にいたくないんだったら、いなくてもいい。行動には理由がある。

初めて親元を離れて、園に来るんだから子供なりに色々想いはあるんです。

 

これが決まりだから!と押し付けるより、子供の気持ちを理解することが近道になる場合もあります。

 

入園当初の話

長女はそんなに手こずらなかったのですが、次女は結構大変でした。

バスに乗りたがらず、制服着たかと思ったら、出る直前に脱いでたり。。。

 

泣き叫ぶ娘を担いでバスに乗せた事もあります。

周りから見たら虐待ママだと思われてたかもしれませんね。

 

服を着ない時は、抱えて連れて行く事もできず、園に電話をかけた事もあります。

園長先生が電話に出て「制服着たくないんだったら好きなお洋服でいいですよ、園まで来れるようにだけ頑張ってみましょうか」と、言ってくださいました。

 

制服着ないだけで園にいけるのだろうか?と、いう疑問もありましたが、好きな洋服で園まで車で送っていくと言うと、次女は行く気になってくれました。

 

多分、子供も行かなきゃいけないことはわかってるけど、何かしらのきっかけが欲しいのかもしれません。

園に行くと行ったで、お友達や先生が迎えてくれて笑顔になりました。

 

2ヶ月くらい、調子よく行ってくれる日と、行きたがらない日がありましたが、今は楽しくてしょうがないようです。

 

年中になっても教室に入らないような子は今のところいないようです。

子供ながらに自分の気持ちに折り合いをつけると、前に進めるんですね。

 

子供一人一人の成長を見ながら、取り組んでる姿勢がとても感じられました。

 

モンテッソーリ教育のデメリットは?

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メリットもあればデメリットもあるものですよね。

 

一般的にモンテッソーリ教育のデメリットとしてあげられるのが、個々の可能性を引き出すような教育なので『協調性のない子に育つ』と言われるようです。

 

私は娘たちや、お友達の子を見てもそうは思いません。

 

モンテッソーリ教育の園はどんな親が多い?

娘の通う園のホームページにはモンテッソーリという事を公表してないのですが、園の説明会の時に聞いた人もいるそうです。

 

私はモンテッソーリ園だという事を知らずに入園しました。

この園に決めた理由は家から近かったからが1番の理由です。

 

 

どんな親が多いかというと、私のように『家が近いから!』という理由の方も多く、8割はそんな感じだと思います。

ですが、モンテッソーリと知っていて入園させた方もいるようです。

 

お受験園でもなんでもない、ほんと見た目はこじんまりした、お金なさそうな園なんですが(失礼ですね。。。)、旦那さんの職業が弁護士、医者、建築家、パイロットだったりと、いわゆる高給取りな方がまあまあいます。

 

 

そんな旦那様を持つママも、ツン!とした感じではないです。謙虚すぎるくらい!

マウンティングするようなママは旦那さんの職業は関係ない。

もう、これは本人の性格ですね。

 

私は長女の時にママ友の洗礼を受けてビビってましたが、ホントこのママが特殊なだけだったみたいです。

ちなみにマウンティングママは「本当は違う園に入れたかったけど、旦那が園長先生と繋がりがあるから入れた!」と言ってました。

 

 

園長先生も全然、派手な感じじゃないし。

居心地いい園です。

 

気になるよね、モンテッソーリ教育を受けた子の行く末

頭のいい高校に受かってる子もいるようです。

友達ママのお姉ちゃんやお兄ちゃんが、今年高校入学組が多かったので色々聞きました。

 

卒園生には医者や、弁護士、建築士などの職業の方も多いようです。

 

初めてできたママ友は娘の3ヶ月検診時に仲良くなったのですが、このママの旦那さんも卒園生でした。

旦那さんはやり手の実業家です。

 

 

でも、ごく普通の子の方が多いと思いますよ。

 

モンテッソーリ教育で得るもの

在園中は気づかなかった事も多いのですが、小学校に行くといろんなお子さんたちがいて思う事あります。

 

絵が上手い

モンテッソーリ園に通ってた子たちは絵がうまい子が多いような気がします。

観察力があるのかな。

 

落ち着いて人の話を聞ける

これは園長先生がおっしゃてたのですが、外部から講師の方などがいらした時に、子供たちが落ち着いて席に座ってるのでびっくりしたと、言ってたそうです。

 

子供って落ち着きがないのが当たり前。

でも、やりたい事を存分にできると静かにしなくてはいけない時は静かにするなどの、メリハリがつくのかもしれませんね。

 

人を思いやる気持ちがある

よく、話し合いの場が設けられるので、人の意見を聞く能力が幼いながらにつくのかもしれません。

 

ですが、ここの園の卒園生は、小学校では優しすぎて暴力でねじ伏せられてしまう。なんて話もよく聞きます。

 

園長先生も「みんなここの子たちは優しくていい子だから、もう一声の激しい論争が繰り広げられないのよね〜」と、言ってました。

子供ながらに、自分の意見を突き通すより、譲ってしまう子が多いようです。

 

譲る心は大切ですが優しいだけでは、世の中渡っていけませんよね。

 

 

 

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まとめ

モンテッソーリ教育の園で強く感じることは、先生たちが子供一人一人をよく見て下さってる事です。

個人の能力を高めようと思ったら、見てないとできないですよね?

 

小さい園だからか、先生が子供の名前や親のことまでちゃんと把握してます。

ホント、これにはびっくり!

 

モンテッソーリ教育を受けた方々には偉大な人も多いので、モンテッソーリ教育の園に入れたい!と興味がある方もいると思います。

 

幼稚園の3年間って子供が大きく成長する時期ではありますが、やっぱり基盤は家庭です。

園で熱心な教育をしても家で何もしなければ、意味のない事じゃないですか?

 

いろんな教育方針があって、それぞれ良い部分はあると思います。

 

私は子供たちを自分の力で善悪を考えることのできる、自立した芯の強い大人に育って欲しいと思ってます。

モンテッソーリにこだわって入園させたわけではないけど、私はモンテッソーリ教育のこの幼稚園気に入ってます。

園長先生の考え方が好きなので、安心して子供を預けられます。 

 

モンテッソーリ園ってどう?」

と、聞かれたら

「いいと思うよ!」

と、いうのが率直な意見です。

 

でも、子供をどのように育てたいかによっては合わないかもしれませんね。

教育方針だけにこだわらず、自分や子供にとって合いそうな園を見つけれるといいですね。

 

モンテッソーリ教育の園が近くになくても、モンテッソーリ教育は24歳まで受けれるらしいですよ。

大人になっても意味あるのかな???

 

また機会があったら幼稚園選びについて思ったことも書きたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!